大変ご無沙汰しておりました。
課題てんこもりで目がグルングルン回っておりますが、生きてます。
今も課題の真っ最中なので、多くを語らず写真だけで失礼いたしまする!
我がクラスの初の公演が、昨年12月から始まりました。
写真はアカデミー小劇場の楽屋内の様子。
かなりゴチャゴチャに見えますが、それでも我がクラスの更衣室と
比べたら30倍マシです。

雪解けの季節の今、老朽化した小劇場の天井から雪解け水漏りが・・・!
あわてて小道具のバケツを置きましたが、床はびしょびしょだし
この公演の小道具の多くはダンボールから出来ているのでみんなで
あわてて無い場所を確保して移動しました。

開演直前のさきほどの楽屋の様子。
公演は、ロシアの短編作家・演出家・俳優のワシーリー・シュクシンの短編集を
4話集めたものです。どの話も、ロシアの村人の間でおこる出来事について
書かれています。

近年暖冬続きのペテルブルグでしたが、今年はしっかり寒くなったようです。
最低気温が−25〜−28度になる日もありました。
ロシアの人々は「寒い寒い!」と言いながらも「やっぱり冬はこうでなくっちゃね!」
と嬉しそうでした。
ロシアは、日本と違って家の中がとても暖かいので、外がいくら寒くても
あんまり苦にならないのが良い所だと思います!
アカデミーに行く道に鎮座しておられる、雪をかぶって
なんだかお茶目になった文豪ツルゲーネフ。
カラキョー(「カラマーゾフの兄弟」)の次男坊・イヴァンについた悪魔って、
この雪みたいに、こんな感じでイヴァンの背後から絡みついていたんじゃないかしら・・・
と、ここを通るたびにいつも思います。

登校時に渡る橋の下で、もはや流れずに凍結して静まり返っているフォンタンカ川。
橋を渡るときは、もろに風にあたるので両耳(の穴)は必ず守るべし!

ネフスキー大通りの冷たい看板たち

雪解けの足音がぼちぼち聞えてきましたが、街の道は凍っていて
とても滑りやすいですし、上を見上げれば、いつ落下してくるかわからない
つららだらけ(屋根の境目はなるべく歩かないようにすべし)。
ロシアのお年寄り達にとっても、道を歩くのはとても大変そうです。
あっという間に10月になってしまったんですね・・・。
前回の日記で、夏休みの写真をぼちぼちアップするとかなんとか言いつつ、
忙しさにかまけていたら、夏どころか、今日(10月12日)なんとペテルブルグでは
初雪が降ってしまいました。
かなり長い時間降ったあとに、雨に変わったので現在積もってはいませんけれども、
ここ5日間かなり寒かったので、雪は驚くことではありませんでした。
そろそろ寒さへの心構えをする時期にさしかかったのでしょう。
・・・雪から反省の意味をこめて、夏休みにおとずれたイスラエルの写真を
少しだけアップします。今早朝ですが、モリエールのモノローグを大急ぎで
暗記しなければいけないので、ほんとに少しだけですがご容赦くださいませ。
面白い写真もいろいろあるのですが、残りは、またいつか・・・。
イスラエルには約2週間、知り合いの家に滞在しましたが、その間に2度、
聖地バスツアーに参加しました。
英語ツアーとロシア語ツアーがあったのですが、英語ツアーは高かったので
ツーリズム会社のお姉さんの強い勧めで、割安のロシア語のほうに参加。
せっかくロシアから逃亡したのに、ここでもロシア語にまみれたのでした。
とほほ。
まずは、聖水流れるヨルダン川の写真から。

川沿いのお土産屋さんで「聖水を家に持って帰ろう!」などというキャッチコピーで
ヨルダン川の水のビン詰めが売られていますが、聖水といえど、けっこう汚いのです。
ので、不謹慎かもしれませんが、白衣(25ドル)に着替えて、聖水に浸かる大勢のツアー客を横目に
「良い商売してますねえ・・・」
と思わずにはいられませんでした。
しかも、ヨルダン川に浸かった時の白衣は「一生洗濯してはいけない」んですって!
そんな私は白衣など買わず、裸足になって足だけ水につけてみました。

バスの中から撮った写真

とにかく、乾燥地帯のイスラエル。
イエス・キリストが祈ったオリーブ山の雰囲気も、こんな感じだったのでしょうか。
キリストが水面を歩き、5つのパンと2匹の魚が配られたと言う、ガリラヤ湖。

エルサレムにやってきました。左手前の皮サンダルがなんとも魅力的!

宗派によって、すこしずつ装いが違いますが、子供達もきちんとしきたりに従った服装をしています。
でも、やっぱり暑いみたい。男の子達、ぐったりしてました。

この他、「嘆きの壁」、キリストが十字架にかけられて遺体が安置されたと言う場所も見ましたし、
死海・紅海でも泳ぎましたが、それはまた今度!
それでは〜〜。
夏の休暇を終えて、ペテルブルグに戻ってきました。
今回の旅の報告は、後日、写真を交えてぼちぼち致します。
新学年に向けての準備の手始めとして、ふだん使っている毛布と布団を
丸洗いしに、港の方にあるコインランドリーにバスに乗っていってきましたよ。
IKEAで買った布団には 「60℃のお湯で丸洗いOK」 という表示があるので、
迷わずコインランドリーのおばさんに「60℃で!」とお願い。
しかし寮から支給された、何年物か分からない毛布には何も表示がない。
最近このコインランドリーの洗濯機に「90℃コース」があることを発見した私は
「90℃でっ!!」 と言いたくて仕方がないところ(100℃コースがあるなら、
もちろんそれに越したことはない)。
私には、以前日本でこの毛布と似た素材の、お気に入りの真っ青なセーターを
母にうっかり洗濯機で回された結果、まるで新生児サイズに縮んでしまった
やるせない経験がある。
もし今「90℃」の熱い誘惑に負けて、毛布のサイズが2分の1にでもなったら、
冬に手足が冷える上、あの寮母に拷問されること間違いなし・・・。
というわけで、小心者はやっぱり前回と同様に用心を重ねて、40℃での洗濯をお願いしました。
あああ、丸洗いしたばかりの布団は最高ですねえ。
布団を天日干しする習慣とその場所がない地なので、いま超特大鍋さえ手に入れば、
敷布団(正式名称は「マットレス」だそうだが、とても薄い)だって、1時間ぐらい
グツグツ煮沸消毒したいぐらいであります。アレルギー体質の私としては、これ1枚で
何年も乗り切るのは結構なスリルでございます。というわけで、気休めばかりに
日本から直輸入しているファブリーズで大消毒。
ぺテルブルグ帰還初日は、ベニヤ板張りベッドの上にヨガマットをひいて、寝袋に入って寝ました。
ロシア人のクラスメイトに、非常に同情されました。
私は、元気です。
6月30日、ようやく2年次をしめくくる最後の試験(演技)が終わりました。
あああ、長かったです・・・今回も。
どの科目も、秋に延期受験することなく全部受けたので、ひとまず安心!
それもこれも、ロシア語のヴァンダ先生の忍耐と協力あってこそ。
今回の演技の試験には、ヴァンダ先生も観に来てくれました。
毎年この時期恒例の、2週間〜1ヶ月にわたる断湯(お湯を止められる。冷水は出る)も終わり、
久々に暖かいシャワーにありついて感動しております。
お湯って、こんなにあったかかったっけ・・・(感涙)
(これで、湯船があったら最高なんですけどね!でも、贅沢は言いませんよ。ええ。)
今年、サンクト・ペテルブルグは、昨年と比べてかなり冷え込む夏を迎えています。
今日コイン・ランドリーからの帰りのバスから見えた、ガソリン・スタンドの温度計は
11度を指していました。
でも風があるので体感気温はもっと低いと思います。
ですので、いまだに春・秋用のコートも薄いマフラーも、
いまだにクリーニングに出せないでいます。
雨なんか降ったときには、歯がガチガチいいますよ!
さてさて今回は、この時期のロシアの風物詩を写真でお伝えしようと思います。
まずは、その目で直接ごらんになってくださいまし。↓
さて・・・、これは一体何だかお分かりですか?

ほこり・・・にそっくりではありますけれども。

草むらにたまっている姿は、タンポポの綿毛とも似ているかもしれませぬ。

この写真ではイマイチ分かりにくいですが、この白い物体がぼたん雪のように
宙を舞っている様子でございます。時によっては、吹雪のごとく激しく通行人に吹き付ける!

さて、この白いほこりのようなもの。
実は、 ポプラの花粉 でした。
ポプラの花粉なんて、私はロシアに来てから初めて見ました。
この時期になると、町中が綿ぼこり・・・いや、恥を忍んで、
白い妖精とでも、溶けない雪とでも言いましょうかね、とにかく
ポプラ花粉軍勢の勢いはかなりのものであります。
ちなみに、ロシア語ではこのポプラを
Тополь(トーポリ)
といいます。
音の響きはなんだかお茶目。
こちらに来たばかりの時に、ロシアに長く住む日本人の方から聞いた話では、
ロシア駐在の日本人の中には、このポプラ花粉によるアレルギー症状がとても重く、
ポプラの時期だけ日本に一時帰国する人もいるのだそうです。
私は、まだ今のところ大丈夫ですが、それにしてもバスの中でも
屋外のように大量に舞っていますからね。
洋服に付けたまま行動したり、日常の接触度は相当なものなので、
すこしは気をつけたほうがいいのでしょうか。
気をつけ方もよく分かりませんが。
どないしたら、いいんかいね?鳩君。

というわけで、夏休みです。
スイカお腹いっぱい食べたーい!
試験中です。
今日は、ロシア演劇(講義)の試験を受けてきました。
質問されたのは、グリボエードフの「智慧の悲しみ」について。
持ち込んだノートをチラチラ見ながら、たどたどしいロシア語で答えてきました。
なんとか、及第点。・・・ホッ。
ここロシアでは、試験と言えば、筆記よりも口述が主流です。
形式としてオーソドックスなのは、
1、まず事前に課題図書や試験範囲などが言い渡されます。
2、学生は、それをもとに準備をします。
3、当日、先生が準備してきたクジをひきます。
4、ひいたクジに書いてある質問に対して、覚えてきたことを
その場で少しノートにまとめ、答える準備が出来た時点で
先生の所に行って、口述します。
試験風景は、たとえばこんな感じ。↓

逃れられない一対一とは、まさにこのことであります。
本日の、ロシア演劇の試験開始前にササッと撮ってみました。
もう少し机に接近してみましょうか。

↑机の上に載っているのは、「ザチョットゥカ」という名前の、ロシア式通信簿です。
1年生から卒業まで、この通信簿に点がつけられてゆきます。
ちなみに、5段階評価です。
奥にうつっているA4紙は「誰が何回講義を休んだか」という出席率表です。
さて、ここで前回につづき、「土地のもの」を写真でご紹介。
まずは現在、シュクシン作品の課題で使われている、ロシア製の小道具たち。

↑黒電話です。懐かしいですね。
ポイントは、各数字に沿ってアルファベットが並べられているところでしょうか。
相手の番号を、アルファベットで覚えるため??クラスメイト達も理由は知らないそうです。
さて、お次は・・・

↑ソビエト式タイプ・ライター。ちょっと壊れていますが、改行するときにはチーン!
といういい音がします。国が変わればもちろん文字盤も変わる!
裁判所のシーンで、書記役のマーシャが使っています。
さて、教室から窓の外を見てみると・・・

遠くの正面に、クリーム色の教会の屋根が見えます。
中央の塀をはさんで右側がアカデミー、左側が病院です。
救急車が2台止まっていますね。病室の中まで見えてしまい、その生活の違いに時々愕然とします。
アカデミーも病院も、建物の裏側なのでどちらもボロボロです。
そして、同じ窓から下をのぞいてみると・・・

↑ごく最近、整備された中庭!
日焼けしたり、煙草吸ったり、ぼんやりしたり。
この時は、3年生の子達がフェンシングの試験に向けて練習をしていました。
私も9月からはフェンシングやりますよ!
アカデミーの帰り道。
ロシア美術館の前から、夕日に映る血の教会の屋根を撮ってみました。

最近は、ロシア美術館の前を横切って帰ることが多いです。
風景がきれいなので、疲れたときのいい気分転換になります。
さて、一味変わって、こんなのもロシアものでございます。

↑「柵」です。
昨日までの4日間、これが寮の周りに張りめぐらされ、20人以上の警察に包囲されていました。
寮に入るだけでなく、出るのにもいちいち身分証明書が必要でした。
寮の洗面所でガラガラうがいしてたら、とつぜんガタイのいい警察が廊下を
ズカズカ歩いていたときには、さすがにびっくり!
完全包囲の理由は、寮のすぐ側の施設で国際経済フォーラムが開催され
政治家達が出入りをしていたからです。
毎年、この時期になるとアカデミーの寮は柵と警察によって包囲され、
毎年、なにも知らない新人君警察がいるので、われわれ留学生達は
住民登録票の記録変更からくる誤解において、彼らと寮の入り口でケンカし、もめます。
私も、今年は頭に血が上ってしまい、うっかり新人君に向かって「バカ」呼ばわりしてしまいました。
だって、寒い雨の中なかなか通してくれなかったんだもん・・・。
最後に、ディエゴの部屋から、ロシア的な写真を一枚。

↑わかりますか?
わかりやすいようにキチっと垂直に立っているエビアンを並べてみたのですけれども。
ロシアじゃ、これぐらいでは「欠陥」とは呼びません。
曲がっていようとなんと、プラグはきちんとコンセントにささりますし、
電気も流れていますからね。
昨日、ディエゴの部屋に遊びに行ったときに初めて気付き、
「うわ〜〜、これすっごいロシアっぽい!!」
と笑って、わざわざ自分の部屋からカメラを取ってきて、撮影してしまいました。
実にわずかですが、日常の一部をご紹介してみました。




